Ansys part of synopsysロゴ

電磁界解析 とは?

シミュレーションは、製品が実世界でどのように機能するか、あるいはしないかを予測し、
これまでできなかったイノベーションを可能にします。AnsysはCAE領域のパートナーとして様々な業界のお客様を支えます。


slash 電磁界の歴史


古代から、鉄鉱石が互いに引き合う現象、物質を摩擦することで生じる静電気、そして雷まで、
さまざまな文明が自然現象を説明しようと試みてきました。

18~19世紀になってようやく、Carl Friedrich Gauss、Michael Faraday、Charles-Augustin de Coulombなどの科学者によって、
これらの現象を記述するための数式の定式化が行われました。

それまで長い間、電気と磁気は別個の現象であると考えられてきました。
しかし、1820年4月に、デンマークの物理学者Hans Christian Ørstedは、
電線を流れる電流が付近に配置されたコンパスの針のたわみを引き起こすことを発見しました。
Ørstedは、同年の後半に、電流が電線内を流れるときに円形の磁場が形成されるという研究成果を発表しました。

この発見は、電磁界の性質に関する徹底した研究を促し、André-Marie Ampèreをはじめ、
さまざまな研究にインスピレーションを与えることになりました。この統一された電磁理論への第一歩は、
1831年に、Faradayによって磁場が電流を誘導する可能性がある、
すなわち「電磁誘導」と呼ばれるプロセスが発見されたことで、さらに拡張されました。
Faradayは、さらに電磁界の概念も確立しました。

この理論の統一は、1860年代にスコットランドの物理学者James Clerk Maxwellが、有名な4つの偏微分方程式を定式化し、
それによって電磁波の完全な数学的記述が可能になったことで完結しました。

Maxwellは、さらに電磁波は自己持続性を持つと仮定し、光がそのような波の1つであることも示しました。

さらに1905年には、Albert Einsteinが特殊相対性理論で、荷電粒子が運動しているときに
電気から磁気がどのように発生するかを示しました。その後の量子力学の出現に伴い、
物質の量子化された性質を考慮するために、Maxwellの方程式にはさらに修正が加えられました。
したがって、量子電磁力学(QED)では、光の量子化された粒子である光子の離散的励起から電磁界が発生します。

ワイヤレス給電の解析結果
ワイヤレス給電の解析結果

slash電磁界の基本原理


1873年に出版されたMaxwellによる『電気磁気論』では、電荷を帯びた粒子間の相互作用は、
電磁力という単一の力によって媒介されることが示されています。マクロスケールでは、以下の力の効果を確認できます。

・同じ電荷(正または負)は反発し合い、異なる電荷は引き合いますが、どちらの場合も電磁力の大きさは
 電荷間の距離の2乗に反比例します。

・同様に、磁極(北または南)は互いに引き合ったり反発したりし、常にペアで存在します。

・電線を伝搬する電流は、電線の周囲に円形の磁場を生じさせます。電流の方向が磁場の方向を決定します。

・磁場内を移動する導線により、電線を伝搬する電流が生じます。この電流の移動方向は、磁場を通過する
 移動方向によって決まります。

slash 電磁界の重要性


電気力の影響下で、静電荷粒子は互いに引き合ったり、反発したりします。これらの粒子は、移動中にも磁力を受けます。
電磁力は、こうした電気的相互作用や磁気的相互作用の合計から発生し、電磁界を通じてその影響を与えます。

電磁力は、さまざまな相互作用に影響します。
たとえば、負に帯電した電子と原子内の正に帯電した原子核の結合を維持することで、分子も形成されます。

slash 電磁界の適用分野


基本的な電気回路論では、エンジニアが基盤にある電磁界理論を考慮する必要がないように
デバイスやシステムの振る舞いが抽象化されます。しかし、多くの場合、電気エンジニアは電気回路論と
一般的なエンジニアリングアプリケーションの間に存在するギャップを埋める必要があります。

したがって、電磁界の研究は、導体、コンデンサ、インダクタ、半導体などのデバイスや、より複雑な集積回路の設計に役立ち、
電気自動車、リモートセンシングデバイス、一般計装、電子部品、電力機器などの設計や開発が可能になります。

slash 高度な電磁界シミュレーション


テクノロジーが進歩し続ける中、電磁界の研究と応用の重要性は依然として変わりません。
電磁界の原理は、量子コンピューティングの開発から次世代ワイヤレスネットワークの設計まで、
私たちの周囲にあるテクノロジーの未来にとって不可欠となります。通信、エネルギーシステム、医療技術などの分野で
イノベーションの最前線に立つエンジニアや科学者にとって、これらの原理を理解することは重要となります。

3D-ICの熱解析
3D-ICの熱解析

-->

slash 無料オンデマンドウェビナー


「電磁界解析に興味はあるけれど、どこから手をつければいいかわからない」
そんなエンジニアの方に向けて、基礎からやさしく解説する無料ウェビナーをご用意しました。
今すぐ視聴できるオンデマンド形式で、忙しい業務の合間にも無理なく学べます。



slash 日本や世界のお客様の電磁界解析を活用した事例のご紹介


さまざまな業界のお客様が、電磁界解析を活用することで製品開発の初期段階から性能の最適化を図り、
試作回数を削減しながら開発期間の短縮とコスト削減を実現しています。




slash アンシス・ジャパン株式会社について

Ansysは1970年に設立され、独創的で最高水準のシミュレーションプロバイダーです。アンシス・ジャパンは、CAE業界のリーディングカンパニーとして、構造解析、熱流体解析(CFD、数値流体力学)、電磁界解析、回路・システム解析、光学解析におけるソフトウェア、および連成解析CAEツールを提供しています。

オンラインシアター

個別チャット相談会

さらに詳しく知りたいお客様はこちらからお問い合わせください。

ぜひお気軽にお問い合わせください!