Digital Safety Conference 2024 Japanオンデマンド

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4/17会場開催でご好評いただいたDigital Safety Conference 2024 Japanの講演に加え、その場でご紹介できなかったコンテンツを追加し、航空・宇宙・防衛、重工業、半導体設計、モビリティ分野の方へ、機能安全、サイバーセキュリティ、組込みソフトウェア、システム開発と検証、MBSEを取り上げたオンデマンド・コンテンツを配信いたします。ご覧になるには、ページ下部にてご登録をお願いいたします。

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Digital Safety Conference 2024 Japanハイライト

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講演
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ハンズオンセミナー

The Ansys Journey towards Digital Systems Engineering ​/ デジタルシステムエンジニアリングに向けたAnsysの歩み ※日本語同時通訳音声

本セッションでは、Ansysがデジタルシステムズエンジニアリングにおける重要な課題に対して達成した最新の進展についてご紹介します。新しいモデリング機能の提供により、多分野にわたるモデリングを通じて、準形式的要件に対する性能、安全、サイバーセキュリティの分析およびシミュレーションが実現します。またエンタープライズ規模の情報プラットフォームの導入により、マルチレベルでモデルを抽象化し、共通のアーキテクチャシステムモデルと領域固有の下流開発との間で、マルチドメインの交換可能な形で性能を表現および変換できるようになります。さらに分析能力を駆使した分析および検証によって、複数の信頼できる正しい情報源(Authoritative Source of Truth:ASOT)にまたがる、federate(連盟化)された デジタル継続性を確保できます。

Dr. Olaf Kath, VP, Product, Ansys

Ansys Safe Design & Validation of ADAS and Autonomous Vehicles / ADAS/ADの安全設計と検証 ※日本語同時通訳音声

本セッションでは、MBSEを通じて、様々なシナリオにおける安全性の確保というエンジニアリングの課題にどのように取り組んでいるかをご紹介します。また、設計の統合、検証/妥当性確認、シミュレーションと解析を使用した段階的なセーフティケースの提供など、安全に対するAnsysのアプローチをご紹介します。新型BMW 7シリーズに搭載された「Personal Pilot L3」を紹介するBMW社の独占インタビューも交えながら、大規模な安全性とシミュレーションに対するAnsysの取り組みもご紹介します。
- 設計および検証/妥当性確認プロセスへの安全性の効果的な統合 - 開発と検証において、安全性とSOTIFに焦点を当てたシステムの限界を回避 - ML/AIのトレーニングと検証に合成センサーデータを活用 - シナリオベースのシミュレーションにおける感度解析や信頼性解析など、AD機能を検証するための大規模シミュレーションの活用

Tony Karam, Area Sales Director, N&ET, Ansys​

Digital Safety and Reliability Engineering / 安全管理・安全分析およびエンジニアリングのデジタル化 ※日本語同時通訳音声

MBSEのワークフローに安全性と信頼性の解析技術を統合することは、一貫性の向上、様々なエンジニアリング分野間での効率的な情報の受け渡し、トレーサビリティの向上といった大きなメリットをもたらします。 本セッションでは、管理者とエンジニアがSysML設計モデルを中心に効率的にコラボレーションを行い、特にデジタル環境で様々なタスクを実行する方法について概説します。

- 安全プログラムの計画、プロジェクトの実行、活動の監視、作業成果物の進捗管理 - ハザード分析とリスクアセスメント、FMEA、FTA、FMEDAなどの安全分析 - スレッド分析、サイバーセキュリティリスク評価、アタックツリー、脆弱性分析と管理などのサイバーセキュリティ分析 - 信頼性ハンドブックや信頼性物理シミュレーションアプローチに基づく信頼性予測 - システムの誤動作を発見・検証するための故障注入を伴うシステムシミュレーションの利用

Dr. Michael Soden, Manager, Product Management, Ansys

An easier route to Critical Embedded Software / クリティカル組込みソフトウェア開発への近道​ ※日本語同時通訳音声

高い安全性が求められる組込みソフトにバグは許されません。一方、機能集約による大規模化や開発期間の短縮、日増しに厳しくなる欠陥への社会的反応は、ソフト開発を一層困難にしています。そうして疲弊し続けた開発現場は、やがてミスや不正を起こし、最後には大事故を招きます。繰り返されるこの最悪のシナリオを避けるには、信頼性を維持しつつ、開発現場の負担を大きく軽減するプロセス改革が急務です。航空業界で多くの実績を持つAnsys SCADEは、数学理論に依拠した高信頼ツールで、他ではなくすことのできない検証工程の多くを合理的に省略することが可能な、世界でただ一つのCOTSツールです。ここではAnsys SCADEの利点や特徴を、事例を交えて紹介します。

Aubanel Monnier, Director Application Engineering, Safety & Embedded Software, Ansys Kazuhiro Kurisu, Senior Application Engineer, Safety & Embedded Software, Ansys

「大規模化・複雑化に押し負ける事なく、『安全なシステム』を企画・設計・検証・実現し、運用・維持するという『企業競争力』」

モビリティ、航空宇宙、防衛などの領域において、新たな価値創出や高度な能力提供への要求は増大しており、対応するシステムの規模や複雑さは増大の一途をたどっていると言える。これに対処すべく大きく異なるアーキテクチャの設計、全く新しい機能の開発など”成し遂げたいこと”を検討するだけでも大きなリソースが必要である。一方で、開発の中盤や後半になって回避不能なリスクや制御のコストが非常に大きいリスクが判明し、大きな手戻りが発生しコストやスケジュールの超過につながっているケースは少なくない。システム全体を俯瞰してプロジェクトを牽引するシステムズエンジニアが、開発の初期においてライフサイクルを見渡し、Undesirable Event(起きてほしくないこと)を識別して演繹的リスク分析を行い、アーキテクチャレベルでのリスク回避・リスク制御を検討することで、”スジの良いシステムアーキテクチャ”を生み出していく事が極めて重要である。

イノベーティブ・デザインLLC 石橋 金徳 氏

機能安全対応開発でのMBSE導入のメリットとポイント

機能安全対応プロセスを構築する上でシステムズエンジニアリングへの取り組みは必須となります。そこでMBSEを導入する効果やポイントを説明させていただき、Ansysプロダクトを販売や機能安全対応コンサルサービスの提供を行っているイーソルトリニティによる車載製品開発における生産性向上を実現しながら高品質な製品開発を実現するポイントをご提案させていただきます。

イーソルトリニティ株式会社 取締役 仮屋 義明 氏(Yoshiaki Kariya)

SCADEで開発されるリアルタイムOS上のアプリケーション

SDV時代を迎え、車載ソフトウェアの迅速な開発、柔軟な配置が必須となってきました。 SCADEを使用してモデルベースで開発したアプリケーションをツール連携により迅速に ターゲットECUのソフトウェアプラットホームの根幹となるリアルタイムOS:INTEGRITY 上で動作させるためのソリューションをご紹介します。

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ アドバンスドビジネス部 取締役 部長 名知 克頼氏

CASE時代を見据えた機能安全最新動向と“medini analyze“を使用した効率的な安全分析

将来の自動運転およびコネクティッドカーの普及に伴い、急速に発展している車載システムにとって、機能安全対応は益々重要になっています。本講演では、機能安全対応の最新動向を考察した上で、機能安全開発のポイント及び効率的な機能安全分析手法について、ANSYS社ツール“medini analyze“を使用した事例にて分かりやすくご説明致します。

SGS ジャパン株式会社 松尾 健彦氏

MECALAC: 重要な組込みシステムの開発における機能安全の統合:Ansys SCADEに基づくアプローチ

Mecalac社はフランスの企業で、掘削機器、ローダー、バックホーローダー等の建設機械を製造しています。ディーゼル駆動、電動双方の機種があり、またタイヤ式と無限軌道式を含む幅広い機種を開発しています。Mecalac社は四カ国以上に生産拠点を持つグローバル企業ですが、講演者の方が認められる通り比較的小規模な企業です。本講演は、Ansysより特に中小企業向けの事例としてお話をしていただきました。 建設機械は大きな機械力を人口が密集した都市環境で使用するため、機能安全は非常に重要です。Mecalac社では専用のSafety Control Systemを使用していましたが、これまで人間が対応していた作業が複雑化し続けていた5年前にツールの導入を決断しました。 本講演では建設機械の開発におけるリスク低減の考え方から、実際にSCADEを使用して建設機械を開発した場合のメリット、改善点などから、更にSCADEの使用を超えた、Mecalac社様での安全に向けた取り組みについてもご紹介いただきました。

Airbus: エンドツーエンドのモデルベースシステムズエンジニアリングが今最も必要とされる理由

モデルベース開発は多くの技術分野に浸透しており、幅広い分野で活用されています。エンドツーエンドのモデルベースシステムエンジニアリング(E2E MBSE)手法は多くの種類のアプリケーションでメリットをもたらします。開発ライフサイクルの異なる抽象化レベル間でのツールのシームレスな統合の欠如は、E2E MBSEを追求する上で膨大な労力と必要のないモデリングのやり直しを引き起こします。E2E MBSEは、開発ライフサイクルを通じて、異なる抽象化レベルのツール間のデジタルな連続性が保たれている場合にのみ、効果的に使用することができます。本講演では、効率的なE2E MBSEアプローチを開発するための課題と潜在的な解決策について説明します。

ZF: サプライヤーFMEDAsをスマートに統合する方法

ZF社様からはエレクトロニクスの安全分析をmedini analyzeを利用して行った事例をご紹介頂きました。 ZF社様では複数のサプライヤーから供給されるチップをPCB上にまとめ、安全分析を行う必要があります。 サプライヤーから供給される部品は各社独自のコンテキストで分析が行われており、ZF社の安全要件と100%一致するわけではなく、ZF社独自のコンテキストにそった安全分析が必要です。また当初の目的とは異なる目的のために開発したASICを、15年後に別の目的のために再利用するといったことがあり、異なるコンテキストでの安全分析が必要となりました。 こうした問題を解決するためにZF社様ではmedini analyzeを導入し、サプライヤーから入手した情報(安全分析に関するExcelファイル等)をプラグインを用いてインポートし、欠けている分析を補完した上で独自の安全分析を実施することにしました。そうした経験と今後のステップまで含めて本講演ではお話いただきました。

Continental: Ansys Mediniを使用したプラットフォームによるアプローチについて

2015年に話題になった自動車のハッキング事例の紹介から、なぜ「脅威分析とリスクマネジメント」=TARA (Threat Analysis and Risk Assessment)が必要なのか、自動車向けのTARAとは一体何かをわかりやすく解説します。一方でTARAは全ての部品に対して実施する必要があり、非常にコストがかかります。そこでContinentalで実施されている、Ansys Mediniを使用した、プロセスや方法論を再利用することでコストを低減するプラットフォーム上のTARA(Platform TARA)の方法論をご紹介し、TARAにかかる費用を如何に削減可能かを示します。

DB Cargo: ATO(自動列車運転装置)プロジェクトのためのSCADE活用 -調達プロセスのテスト環境としての鉄道事業における自動列車運転装置および遠隔監視装置のモデルベースドアプローチ -

DBカーゴは欧州最大の鉄道貨物企業で、複数国の異なるシステムから成る非常に複雑な鉄道システム上で数十年にわたり鉄道運行の自動化を達成するという困難なプロジェクトを遂行しています。20年以上にわたりDBカーゴ社でセーフティエンジニアを務め、ATO(自動列車運行システム)のテクニカルプロジェクトリーダーを担うバセリオス氏から、単に技術的な視点を超えて欧州の鉄道が抱える社会的・経済的な大きな問題から、物理的に鉄道網の容積をキャパシティを増大させずに運営効率を高めるという非常に困難な課題を解決するためにいかにATOプロジェクトに取り組んでいるかをご紹介していただきます。実際にSCADEを用いた事例の紹介は17分50秒頃からで、鉄道向けにSCADEを活用した場合の限界まで含めてお話いただきます。

HORIBA MIRA: medini analyzeでADASにあわせてFSとSOTIFを組み合わせる

堀場製作所子会社の英国のHoriba Mira社様は自動車向け試験や開発支援などを行う企業で、今回は安全コンサルティングのご担当者にご講演いただきました。 Horiba Mira社様ではOEMからTier1-2、欧州、アジア、米国と広範な地域で幅広い顧客にサービスを提供しており、カバーしている機能安全の範囲も広範にわたります。そのため様々な顧客から、オフィスソフトを含めた様々な形式の安全に関するファイルを受け取ることがあり、それがmedini analyzeを導入する動機となりました。本公演ではHoriba Mira様の会社紹介から、なぜ自動車業界において機能安全とSOTIFが分かれているのかの経緯、そして実際にmedini analyzeを用いてADAS等の安全分析を行ったケーススタディをご紹介いただきます。

Airbus: 客室および貨物室エンジニアリングのモデルベースソフトウェア開発

本講演はAIRBUS社様での客室および貨物室のモデルベースソフトウェア開発の事例です。講演には更に詳細なタイトルとして「Ansysのツールチェインをつかって、Mixed-Criticalityのソフトを大規模に作成する方法(How are we using the ansys toolchain to build mixed criticality software at scale)」というタイトルが与えられています。 航空機開発においては認証の取得が特に重要であり、異なる安全性レベルのソフトウェアを適切に管理し、変更がある場合には変更がある部分を隔離しエビデンスを規制当局に提出する必要があるため、モデルベースの開発が重要になります。 今回は実際にエアバスでソフトウェア開発をしているエンジニア三名の方に、1. 導入・概要部分としてエアバスにおけるソフトウェアアーキテクチャ、DO-178Cで規定される異なるレベルを混在させたセーフティ・クリティカリティのソフトウェアの開発についてお話いただきます。二番目に機内の実際のデジタルセーフティとアーキテクチャーについてお話いただきます。三番目に実際にモデルベース開発でどのようにSCADEを適用しているかを、SCADEのメリット、今後の課題も含めてお話いただきます。
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